村上春樹じゃないけど、
35歳の誕生日
なんだか泣けて仕方なかった。
人はそんなあたしを笑った。
誰でもなるものなのに。と。
こんな事言いたくないけど、
人生の折り返し地点で泣くあたしを
笑っても良いのは、
毎日を後悔なく無駄なく生きて
35年間のこの人生の中間結果を誇れる人間だけだ。
そうしてこなかった自分を
省みない奴よりは、
省みて泣くあたしの方がましだ。
ましかどうかなんてどうでも良いけど
少なくとも、自分の人生に真剣に向き合う人間を笑う奴の方が浅はかだ。
だから、あたしは悔いて良い。
遠回りした事や、後悔や、恥ずかしい失敗を、折り返し地点で泣けたっていいじゃないか。

なんでもわかったような気になっても
まだまだ半分。まだ学べる。
でも、100点と言えなかった
前半の人生に泣いて、後半がんばろうと
心を込める。

いいじゃないか。